こんにちは、エコラボホームの高宗です。
今日は太陽光発電について書いていこうと思います。
テーマは、最近よく質問される「太陽光発電は、まだお得なのか?」についてです。
電力の買取価格は年々下がっていますが、まだ設置したほうがお得なのか、
「設置費用をどのくらいで回収できるのか?」に絞って解説しています。
今回はお客様のお家を例にシュミレーションしていますので、
これから家を建てる方は、かなり参考になるでしょう。
2009年11月1日から開始された余剰電力買取制度ですが、
2019年で10年目。
エコラボホームのお客様にも積極的に導入していただいていて、
高性能な住宅なのに、月々3万円以下のローンしか払っていない方も多くいます。
そんな買取制度ですが、2011年の買い取り価格は、
1kWhあたり48円(10年間)もありました。
しかし2019年現在は?というと、
1kWhあたり26円(余剰・抑制あり)にまで下がってしまっていますよね。
結果から言うと、まぁ、それでもまだお得なのですが.....
これから簡単なシュミレーションをしていきましょう。
シュミレーション
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シュミレーションの目的としては、
太陽光を設置する費用はどのくらいで回収できるのかが知りたい訳です。
なので、まずやる事は、
①太陽光の設置費用
②売電収入
③節約した電気代(発電した電気を、自宅で使った量から計算)
を出すことです。一緒にみていきましょう。
ちょうど、 I 様邸を施工中なので、
I 様邸を例に出して解説させて頂きます。
(I 様、ありがとうございます。)
①まずは、太陽光発電の設置費用ですが、
I 様邸の場合、約300万円かかっています(300Wを42枚)
②次に、売電収入です。
売電収入は、下の式で求めてますが、
専用ソフトを使って求めているので、
なんとなく分かって頂ければいいです。
売電収入=太陽光容量×日射量×日数×ロス×発電量×売電価格
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太陽光容量:12.6kW
日射量:3.96kW(1日平均)
日数:30.417日
ロス:温度ロス(0.85)その他ロス(0.92)
発電量:1178.35kWh
売電単価:26円(2019年現在)
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すると年間の売電収入が367,649円になりました。
これを12で割ると、30,637円という月の平均売電収入が出てきます。
しかし、これは全量買い取りの場合なので、
ここから自宅で消費する分の電力を引きます。
自家消費は一般的に30%程度なので、残りの70%と仮定すると、
21,445円が月の平均売電収入となります。
年間だと、257,340円でした。
③次に、自家消費したおかげで節約できた電気代をだします。
自家消費する電力は、1178.35kW×0.3(30%)=353.5kW
電力会社から電気を買うときの単価は、26.35円/kWで計算しました。
(九州電力の電化でナイト・セレクト夏冬を選択)
353.5×26.35=9,315円
なので、太陽光発電を設置する事によって、
毎月9,315円の電気代が節約できるということですね。
年間だと111,780円です。
④最後に、設置費用はどのくらいで回収できる予定なのか?を出します。
1年間の売電収入+1年間に節約できた電気代=369,120円です。
太陽光の設置費用は、約300万円だったので、
3,000,000÷369,120=8.13
この結果から、8年ちょっとで回収できて、
それ以降は毎月プラスになる事が分かります。
(パワコンの修繕費用などは考慮していません。)
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ここでは、太陽光発電を投資の視点で考えていますが、
まだまだお得という事が分かりましたね。
また、エコラボホーム仕様の家は10kW以上のパネルを乗せているので、
20年間は同じ買取価格を維持出来ます。
9年目~20年目まで、月々3万円も副収入が入るって、
なかなかありませんよね。かなり家計の助けになります。
ぜひ、家づくりの参考にしてみてくださいね。
PS.
エコラボホームは、太陽光売電価格低下により、
昨年より全量買い取りから 余剰買取をおすすめしています。
(余剰買取の10Kw以上)
PPS.
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