こんにちは!
今回は、「疾患と家づくりの関係」という事で、
疾患を改善する家づくりについて書いていきます。
世の中には、
喘息・アレルギー・アトピーなどの
疾患で悩んでいる方が沢山いらっしゃいますし、
何十年も闘っている!という方も多いです。
しかし、そんな中、
今回お伝えしたいのは、家づくりによって
改善するという方法です。
これを家づくりに取り入れると、
辛い疾患を改善することが出来ますし、
家族や生まれてくるお子さんの健康も
守ることが出来ます。
何かというと、
「高気密高断熱な住宅にする」
ということ。
「えっそんな事が関係あるの?」
と思われるかもしれません。
これは、そこまで広く知られていることではありませんが、
実は、高気密高断熱にすることによって、
「たくさんの方の疾患が改善した!」
というデータがあるのです。
こちらをご覧ください。
出典:近畿大学
これは、約3万5千人の
「新築の高断熱高気密住宅に引っ越した人」
を対象に、
気管支ぜんそく
アトピー性皮膚炎
関節炎
アレルギー性鼻炎
など
以前よりも疾患の症状が改善されたのか?
(症状が無くなったのかどうか?)
というアンケート結果です。
その結果、
省エネ等級4以上など、
より断熱性能の高い家に引っ越した人
では、
「アトピー性皮膚炎の症状がでなくなった!」
という方が60%近くいたり、
70%もの方が、
「気管支喘息の症状が無くなった」
と報告していたのです。
特に、より断熱性の高い住宅ほど
改善率が高くなっています。
エコラボホームのお客様の中にも、
「新居に住み始めてから、アレルギー症状がでなくなりました」
という方は多くいましたが、
実はこんなに大勢の方が改善していたことには
驚きでした。
こう言うと、
「疾患はないから問題ない」
という方もいるかもしれませんが、
咳や喉の痛み、足の冷えなど、
も改善されている事が分かります。
冷えは万病の元と言われるほどですので、
健康のためには暖かい住宅は必須なんです。
一生住むかもしれない家が、
「病気になりやすい家」だったら嫌ですよね。
断熱性能等級4以上の性能は
必須だと思います。
では、「断熱性能等級4」って
どんな性能なのでしょうか?
簡単に言うと、
「長期優良住宅」や、
「フラット35s」を利用できるレベルの住宅です。
窓や、屋根、外壁が
「どのくらい熱を逃がしにくいか?」
「どのくらい日射を遮るか?」
などの基準が設けられている
くわしい基準は、こちらに詳しく書いてあるのでご覧ください。
ここまで読んでいただいて、
高気密高断熱の家を建てることは
健康のためでもある。
という事が分かっていただいたかと思います。
しかし、そんな中でも、
「断熱性能が高いと、逆に体が弱る」
と思っている方も意外と多いようです。
確かに昔の家は、
断熱性能も高くはなく、
すきま風だらけだったと思います。
それでも元気に育っていたから
という感覚的な理由かもしれませんが・・・
さきほどのデータが示している通り、
寒い家は病気になりやすいのです。
他にも、
「冬になると死亡率が上昇する」
というデータもあります。
↓月別死亡率
出典:厚生労働省
これは、日本だけではありません。
ヨーロッパなどでも同じ結果になっています。
他にも、ヒートショックと呼ばれる
温度差が死因となる事故も、
冬に集中していたり・・・
出典:東京消防庁
つまり、
私たちは寒さにとことん弱いのです。
たとえ今は寒さに強いと思っていたとしても、
高齢になった際には
病気や、家の寒さに苦しめられることになるでしょう。
家の高気密高断熱化は、
これからの家づくりに必須だと言えます。
ご自身や、ご家族の健康のためにも、
ぜひ高気密高断熱住宅を検討してみてください。
最低でも、断熱性能等級4以上を満たしていれば
疾患の原因はかなり減るので、
検討している住宅会社が基準を満たしているのか?
聞いてみると良いです。
それでは、この辺で失礼します。