こんにちは、エコラボホームの高宗です。
今回は、
「家賃補助がなくなったとしても、家をたてるべきなのか?」について書いてみました。
最近、
家づくりの説明をする担当になったため、
相談にいらっしゃるお客様がどんな事で悩まれているのか?
聞く機会が多くなりました。
その内の一つが、
「家を建てると家賃補助が無くなるから、建てない方がいいのではないか?」
という悩みです。
たしかに、持ち家を買うと家賃補助が無くなってしまう会社が多いため、
「家賃補助をもらい続けたほうがお得なんじゃないか?」
と思いますよね。
僕も以前まではそう思っていました。
でも、住宅会社で働くようになり、
「たとえ家賃補助がなくなったとしても、家を建てたほうがお得」
という事が分かったのです。
この記事を見ることで、家賃補助と住宅購入どちらを取るべきなのかが分かり、
お得な選択をすることができます。
ぜひ、最後までご覧ください。
まず、家賃補助がある方は、一体いくら貰っているのか、
ご存知でしょうか?
じつは、全国平均で約17,000円貰っているという結果が出ています。
厚生労働省の「平成27年就労条件総合調査」によると、一人あたりの住宅手当の平均支給額は17,000円
出典:U-NOTE
これが多いか、少ないかは人それぞれですが、
貰えるものは貰っておきたいですよね。
そのため、家を建てずに、家賃補助をもらって賃貸に住み続ける、
という選択をされる方も多いようです。
たとえ、家賃と住宅ローンが同じ金額だったとしても、
家賃補助が17,000円出ているため、
住宅を買うとなると、今よりも余計に払わなければなりません。
それに、住宅を買うと、火災保険や固定資産税、修繕費などのランニングコストもかかりますよね。
そのため、家計の支出を考えて、”家を買わない”という選択をされているのだと思います。
でも実は、
その選択が最適ではない場合もあるんです!
家賃補助を貰えている方、みんなが家を建てない方がお得なのか?
といわれると、そうではありません。
家賃補助は、家を建てると貰えなくなることが多い様ですが、
他にも貰えなくなることはあります。
それは、
その会社を退職してしまったときや、定年退職を迎えた後、
それに、会社都合で家賃補助自体が無くなってしまった時
などです。
この様に、家賃補助をずっと貰えるという保証はありません。
ところが、家賃補助がなくなったとしても、
家賃は払わなければいけませんよね!
「補助があるから、建てないほうがお得」
と言って家を建てなかったため、
補助がなくなった後は、家賃を全額払うことになってしまいます。
ただ、こう言うと、
「じゃあ、家賃補助が貰えない状況になってから建てればいいのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、その頃にはローンが組めない年齢になっているかもしれませんし、
たとえ組めたとしても年数が減っているため、毎月の支払いが高くなりがちです。
それに、そもそも、家賃補助があったとしても、
持ち家を買った方が、生涯支出で比べるとお得なんです。
それはこちらの記事に書きました。
-
「賃貸VS持ち家」徹底検証したら、◯千万も違った!?
こんにちは!エコラボホームの高宗です。 今回は、ライフプランソフトを使って賃貸VS持ち家を企画してみました! すると、驚愕の結果が出たんです! 住宅ローン以外の支出や、収入までも細かく設定すると、生涯 ...
続きを見る
記事を見ていただくと分かりますが、
そもそも賃貸と持ち家とでは、持ち家が3000万円以上も得をするんです!
たとえ、17000円の家賃補助を35年間(30歳~65歳まで)
貰ったとしても、714万円にしかなりません。
つまり、
家賃補助を貰ったとしても、
ずっと貰える保証はないし、
ずっと貰えたとしても持ち家がお得
という事なんです。
さらに、まだお得になる事はあります。
一般的に家の性能を比べると、
賃貸<持ち家
となるため、必然的に持ち家の光熱費が下がります。
これは、家や家族の状況にもよりますが、
2~3万円、光熱費が下がった!という家庭もあるほどなのです。
賃貸と持ち家はどっちが、いくらお得なのか?
そこまで細かく調べてくる方はいないため、知らなくても仕方ありません。
確かに、短い目で見ると、
金額的には賃貸がお得に見えますが、
少し長い目で見ると、持ち家が圧倒的にお得だと分かります。
そのため、家賃補助があったとしても持ち家を建てるべきだと思います。
たとえ家賃より住宅ローンが高くなったとしても、
住宅ローン+維持費が、
家賃+維持費と同じくらいになるのであれば、
住心地も良くて、広々とした我が家を持ちたいと思いますよね。
僕はまだ家を建てていないため、
(スタッフの中で一人だけです。)
具体的な話はできませんが、
半年前に引越した際、維持費の違いに驚きました。
以前住んでいた部屋は、
給湯、IHなど、オール電化仕様だったため、
夏の光熱費は5000円ほどでした。
それでも、窓が1枚ガラスだったため光熱費は高めです
しかし、次の部屋はというと、
・給湯→プロパンガス
・コンロ→プロパンガス
・他→電気
という仕様。
今年の夏の光熱費は、1万円以上かかっていたのです!
オール電化→プロパンガス
という以外何も変わっていないのですが、
光熱費は2倍以上も上がっていて驚きました。
「こんなに変わるんだったら、
少し高くてもオール電化の部屋にするんだった・・・」
と後悔したほどです。
さらに、冬はもっと差が開くことでしょう。
(家で消費されるエネルギーは、給湯がダントツで1位のため。)
僕の場合は賃貸でしたが、これは持ち家でも同じ事が言えます。
エコラボホームで採用している仕様は、
きちんと維持費が抑えられる仕様になっているのです。
例えば、「長期優良住宅」は、金利が優遇されて、税金が多く控除されたり・・・
「省令準耐火仕様」は、火災に強くすることで、高額な火災保険料を大幅に下げたり・・・
「オール電化」を標準仕様にしているのは、光熱費を下げて、家計と地球に優しい家にするためです。
でも確かに、家の性能を上げると、住宅ローンは高くなってしまいます。
しかし、少し長い目で見たときには、
「お得だった」と感じていただけるのです。
そのため、
たとえ家賃補助があったとしても、
すこし長い目で見てみることで選択も変わると思います。
現在、家賃補助を貰っていて、
家を建てようと考えている方は、
ぜひ参考にしてみてください。
それでは、失礼します。