こんにちは、エコラボホームの高宗です。今回は「繰り上げ返済をしてはダメな理由」というテーマで書いていきます。ハウスメーカーなどが「繰り上げ返済」を勧めてくることも多いかもしれませんが、繰り上げ返済をオススメしない「ある理由」があるんです!
これは、繰り上げ返済以外でも使える「家計の裏技」でもあります。
最後まで読んでいただけると分かる様になっているので、ぜひ最後までご覧ください。
繰り上げ返済とは、その名の通り、住宅ローンを予定より早く払うことなんですが、なぜそんな事をすると思いますか?
今まで、実際に繰り上げ返済を選んだ方のアンケート結果を見てみると、
- 1位「住宅ローンの利息を少しでも早く減らしたかったから」
- 2位「精神的に、借金している事が嫌だったから」
という理由が多くありました。確かに繰り上げ返済をすれば、総返済額は少なくなります。
たとえば、3000万円を金利1.27%、35年ローンで借りていて、2年目に100万円を繰り上げ返済したとします。
すると、返済期間を短縮する場合には、1年3ヶ月短くすることができ、52万円も利息負担が減ります。月々の返済額を減らす場合には、毎月3000円減って、利息も23万円減ることになります。
100万円を繰り上げ返済して、50万円払わなくて済むとなると、「50万円損せずにすんだ!」と思えますよね、、、
でも、エコラボホームでは「繰り上げ返済はしない方がいいですよ」とお伝えしてるんです。それは、一般的に言われている「教育費などのために貯蓄しておいた方がいい」という理由も確かにあります。
でも、実はもうひとつの理由があるんです。
さきほどの例の繰り上げ返済では、金利1.27%で借りている100万円を早めに返すことで、50万円を払わなくて済みましたよね。
でもこれは、100万円を早く支払えば、残り34年間で、50万円の利益が出るとも言いかえられます。
それをさらに言い換えると、100万円を年利1.27%で34年間運用している事と、同じになるんです。100万円も使ったのに、年利1.27%なので、年間で12700円にしかなりません。
こう考えると、繰り上げ返済する予定の100万円を、年利1.27%よりも高くなる使い方ができればいいと思いませんか?それなら、繰り上げ返済をするよりもお得になりますよね!
じゃあ、繰り上げ返済よりもオトクな方法なんてあるのか?という事ですが、
意外とあるんです。
たとえば、確定拠出年金の「iDeCo」。
会社員だと、年間276,000円を積み立てることができるんですが、その全額を課税所得から控除できます。課税所得400万円の方が、毎年276,000円を積み立てると、年間で82,800円もの節税になるんです。
つまり、276,000円で82,800円を得たことになるので、年利30%ということ。繰り上げ返済と比べても、圧倒的にお得という事が分かりますよね。
積み立てたお金は60歳まで引き出せませんが、繰り上げ返済をする場合も、返済期間が短くなることによって総支払額が安くなるだけなので、あまり変わりはありません。
それに、配当金などは非課税で貰えて、積み立てたお金にかかる税金も優遇してもらえるんです!
他にも、国民年金を2年分先払いすることで、15,760円の割引を受けられる制度などもあります。(年利でみると2%になる)
このように、住宅ローンの金利が低い現在では、繰り上げ返済よりも良い選択がある事が分かりました。
そして、これは老後のための貯金でも同じです。老後のための資産作りは、国が勧めるようになりましたが、ただ銀行に貯金しているだけでは増えませんよね。
「老後のための貯金!」と決めているお金でしたら、確定拠出年金に回したほうが資産づくりになるかと思います。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
PS.
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